季節の変わり目です

今年は昨年の猛暑に引き続いて、厳しい冬に苦しめられました。
3月に入るとめまぐるしく変わる日々の天気と気温で、厳しい季節の変わり目
真っ只中の今日この頃です。
これに加えて、ここ数日の大量の花粉の飛散が追い討ちをかけ、さまざまな皮膚のトラブルで悩まされる患者さんが来院されています。
暑い日と寒い日がめまぐるしく入れ替わると、普段働いていなかった汗腺が、急に
活動を始めるので、手足の汗ぽう、体の汗もなど、汗にまつわるトラブルが増えます。
これにつれて、汗をかいたり急に冷えたりのギャップからしもやけも悪化しやすい時期です。また、天候のめまぐるしい変化に体もくたびれて免疫機能も低下しやすくなり、風邪をひきやすくなったり、ヘルペスなどの感染症や多形紅斑などのアレルギーもでやすくなります。
受験の疲れや年度末の仕事疲れもあい ... 続きを読む

抱負 ご迷惑をおかけします・・・。

寒くて朝布団から出るのが辛い朝と戦っているうちに気がついたら2月に突入していました。
さて、遅ればせながら今年の抱負ですが、知識をリフォームし、さらなる診察の総合力を高めたいと考えております。
皮膚科の知識のほかにも、皮膚科と直接関係のない病気の知識も治療上必要な場合もあるので、
やや古くなってきている知識を入れなおす必要があると感じています。
今までも極力日程が合えば、学会に参加しておりましたが、
どうしても休診にしなければならず、カレンダーと学会の日程表とにらめっこして
できるだけお休みをしないで、学会に参加してまいりました。
 ただ、今年は参加したい学会が重なってしまったり、興味ある内容が診療日と重なる
場合は適宜休診をさせて頂くことも検討しております。
さっそく、2月10日金曜日を休診さ ... 続きを読む

コツ?

あけましておめでとうございます。
年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?
新年もあけて、さっそく四日から診察を開始いたしました。
今日はウチのクリニックでなくても他の病院でもかかる時に、より診察がスムーズに行くコツを書いてみたいと思います。
1)患者さん「最近引っ越してきて、アトピーっていわれて、ステロイドと保湿剤をぬってたんですけど薬が切れちゃったんできました・・・」
   医者「そうですか、どんな薬をつけてたんですか?」
   患者さん「なくなっちゃったから、もうわからないんですけど・・・・」
   医者「・・・・。そうですか・・・。薬の強さがわかると調節がしやすいんですけど・・・・。」
   患者さん「・・・。」
   医者「・・・。じゃあ、調節して出してみますからそれで反応を見てやり直 ... 続きを読む

手荒れ

いよいよ12月になりました。冬本番を向かえ手荒れの患者さんが増え始めています。
一口に手荒れといってもその原因は人それぞれですが、大きく分けると3パターンあるように思います。
ひとつは手の洗いすぎによるもので、主な症状が手の甲から始まります。
この時期は風・インフルエンザ対策で手洗いが多くなります。特に薬用石鹸やアルコール消毒は要注意です。
2つ目は家事や仕事によるもので、主な症状は手のひらから始まります。
年末の多忙な時期はその分、手の使い方もきつくなります。水や洗剤だけでなく紙や段ボールなども要注意です。
最後は汗のアレルギーをともなうもので、主な症状が指先や指の側面の小さな水ぶくれから始まります。汗は皮膚に水分を補給を行い老廃物を排泄する役割を持っていますが、その老廃物に対するアレルギーが考えられています。特に、季節の ... 続きを読む

布団は干す?干さない?

すっかり、秋も深まり、日の光を浴びて「フカフカぽかぽか」な布団がなんとも心地よい季節になりました。
にもかかわらず、当院を受診された患者さんに向かってわたしは「布団は1年中干さないように・・・」
「布団乾燥機+掃除機に慣れてください」と説明することが多くなっています。
 平塚で開院してから4年目に入りますが、季節の移り変わりを患者さんとともにじっくりすごしていると、いかに人間の皮膚がまわりの環境に影響されるかということを思い知らされます。
 季節の移り変わりとともに皮膚も汗をかいたり乾燥したりといろいろな表情を見せます。若くて代謝が早いうちは冬の乾燥も耐えられた皮膚が30を過ぎると乱暴に扱うとすぐに肌荒れとなってかえってきます。
 今年のように暑い夏がつづけば「汗」にまつわるさまざまな症状でなやまされる人が多くなります。
さ ... 続きを読む