いよいよ12月になりました。冬本番を向かえ手荒れの患者さんが増え始めています。
一口に手荒れといってもその原因は人それぞれですが、大きく分けると3パターンあるように思います。
ひとつは手の洗いすぎによるもので、主な症状が手の甲から始まります。
この時期は風・インフルエンザ対策で手洗いが多くなります。特に薬用石鹸やアルコール消毒は要注意です。
2つ目は家事や仕事によるもので、主な症状は手のひらから始まります。
年末の多忙な時期はその分、手の使い方もきつくなります。水や洗剤だけでなく紙や段ボールなども要注意です。
最後は汗のアレルギーをともなうもので、主な症状が指先や指の側面の小さな水ぶくれから始まります。汗は皮膚に水分を補給を行い老廃物を排泄する役割を持っていますが、その老廃物に対するアレルギーが考えられています。特に、季節の変わり目になると悪化することが多いようです。
冬場は特に最初の2つが要注意で、衣替えに続き大掃除など手を酷使することが多くなります。
日本の伝統行事である大掃除ですが、外気が冷え循環も悪く手の回復力が下がり、乾燥によるダメージも強いこの時期は大掛かりな掃除はせず、どうせやるなら夏の早朝が良いのではないでしょうか・・・。
さて、当院も開院して4年目に入り久しぶりにいらっしゃる患者さんも多くなりました。
これまで、初めていらっしゃる患者さんには問診表を記載してもらっていましたが、
久しぶりに来院される患者さんで前回と違う症状での診察を希望される場合は問診表の記載をお願いしております。時間の許す限りで結構ですのでご記入をお願いします。
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