コロナ禍に振り回され始めて半年近くも経とうとしています。
見えないウイルスとの戦いは結果的には完全勝利は難しく、目指す結末は痛み分けか辛勝といったところでしょうか。
基本的な予防対策以外に特にできることはなく、体調に応じて漢方飲みつつ調整するぐらいしかできることはなく、最後は願掛け…。
何かにつけて大切な時期は願掛けに頼る人生を送ってきた私は2度目の髭伸ばし実行中です。最初は国家試験の時でした。以後は仕事の性質上、他の方法をとってきましたが、今回ばかりは奥の手を出してしまった感じです。
感染症は発症して初めて気づきます。
病原性が高い間は次々と免疫力の弱い宿主やその病原体と相性の悪い遺伝子構成の宿主を死滅させ、厳選され、程々の存在として生きながらえていきます。
コロナウイルスも厳選期間に入っていると思われますが、新しいウイルスですから変異を繰り返し様々なサブタイプを生み出して淘汰されていきます。まるで次々と新出する犯罪集団のように、詐欺や鼠講など新旧織り交ぜあの手この手を繰り出し、一度に派手に荒稼ぎすればあっという間に壊滅させられ、程々の被害を与えつつ早い周期でマイナーチェンジを繰り返す組織が結果的に水面下で勢力を拡大していると思われます。
被害に合わないよう皆が注意喚起して被害に合わないよう気をつけるのですが、それでも被害に遭ってしまうのです。家族ならなんでそんなことするの!と叱責する人もいるでしょうが、赤の他人がその人を責め立てることは無いと思います。
コロナウイルスも同じではないでしょうか。巧妙な詐欺に遭ってしまった被害者ですから、被害に遭わないよう注意し合うことは必要で、確かに不注意な面があったかもしれませんが、結果として辛い思いをしているのは本人です。百歩譲って家族や同僚の愚痴くらいは仕方ないでしょうが、関係のない他人はそっと見守るくらいにしておきたいものです。
在宅ワークや郊外回帰など新しいイノベーションが起こり、デジタル後進国であることが判ったのは不幸中の幸だったかもしれません。