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かかとトントン

季節も本格的な秋を迎え、そろそろ年末という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか?
忙しく動き回る自分の体を支える足を見たときに様々なトラブルを抱えていることに気づく方も少なくないのではないでしょうか?
水虫・魚の目・タコ・ひび割れ・巻き爪・外反母趾などなど・・・。
先日、テレビ番組の中で「うきゆび」に関する特集をしていました。「うきゆび」とは、歩く際に足のゆびの一部が地面に接地しないまま歩行するような状態です。
ですから重力のバランスがくずれ様々な足、体のトラブルのもとになります。
足を接地した際の圧力をしっかり受け止めるために爪は反発力が出るようにややカーブを持つようにできています。それが、歩いたりした時に下からの圧力をうけなくなれば当然そのカーブがきつくなり、巻き爪などトラブルを起こしやすくなります。
「う ... 続きを読む

かゆみの強い赤いポツポツ

猛暑だった七月、八月が終わり
まだまだ暑い日が続いていますが時より吹く風やコオロギの鳴き声、トンボなどを見かけると遠くに秋を感じることができますね。
今年は六月中頃からドク蛾(毛虫)による皮膚炎の患者さんが例年に比べてとても多かったです。
ドク蛾にはドク蛾、キドク蛾、チャドク蛾、モンシロドク蛾の四種があり、それぞれ住み着く木に違いがあります。
今年は、チャドク蛾とモンシロドク蛾が特に多いようで庭木のツバキ・サザンカ(チャドク蛾)、校庭のサクラ(モンシロ)による被害が多いようです。
ドク蛾による被害は4月から10月にかけて見られますが、特に増えるのが幼虫の発生がピークを迎える6月と9月です。
大量に発生する年とそうでない年ではかなり差があり、多い年には何度も被害に合われる方も少なくありません。
ドク蛾皮膚炎は毒針に接 ... 続きを読む

夏の注意あれこれ

夏休みも中盤に入り、そろそろお盆休みに入られる方も多いかと思います。
そこで、これから各地へお出かけする皆様へ、楽しく帰宅していただくためのアドバイスを少々。
1)日焼けに注意
 :海・山・川で薄着で楽しむと、普段日光に当たっていない場所の皮膚へも紫外線が大量にあたります。
日頃から徐々に日焼けをしている顔や腕と違って、下肢や背中などはかなり反応が強く出ます。
海に入る時はぜひUVカットの長袖のラッシュガード(サーファー御用達)を利用しましょう。どうしても嫌な方は日焼け止めを1時間おき+海から出たら即補充してください。
また、気をつけていても日焼けしてしまった場合、冷やしていただくことは有用ですが、冷えピタなどの冷却シートは効果がないうえ粘着部分で皮膚がはがれてしまう場合もありますので決して貼らないようにしてください(普通の ... 続きを読む

7月は混雑!?

7月の海の日の連休は関東は良いお天気で締めくくりました。
一年で一番皮膚科が混む日と言われているのが、海の日の連休明けだそうです。
確かに例年クリニックが一番混雑するのは7月です。
夏はどうしても外に出る機会が増え日焼けやあせも、虫刺され、カキ壊しからとびひになったりと、もともと皮膚が丈夫なひとも
さまざまなトラブルに会うので皮膚科を受診される患者さんが増えるので混雑します。
受付・待ち時間について色々とご迷惑をおかけすることを改めてお詫びいたします。
さて、連休を利用してアレルギー・接触皮膚炎学会に参加してまいりました。
学会では汗にまつわる話題がたくさんでていました。
もともと汗の99%はみずですが、それ以外にも様々な物質が含まれていてばい菌を直接殺す作用を持つタンパク質や炎症を起こす白血球を集める物 ... 続きを読む

季節がかわり

6月に入りました。
今年はゲリラ豪雨、落雷、突風など天候不順が続いていますね。
そんな中、ムシムシした湿度が多い嫌な季節になってきました。
患者さんも病気も季節によって変化があり、患者さんを診ることによって季節の移ろいを感じることもあります。
最近は夏らしい皮膚病が増えてきました。
汗のかき始めに多い腕の湿疹に始まり、毒蛾皮膚炎、水虫にとびひなどなど…。
原因も、体質が大きく影響するものから、うつるものなど様々です。
あと、忘れてならないのが水いぼです。水いぼは、決して夏の病気ではなく、一年中みられますが、プールというイベントを前に、親子さんも我々皮膚科医も右往左往することになります。
結論からすれば、我々皮膚科医が、そんなに気にすべき病気でないことを啓蒙しなくてはならないのでしょうが、現時点ではイボの感 ... 続きを読む