待ち時間の裏側

10月に入って夏休みと学会で休診させて頂いた影響もあり、10月後半はかなり待ち時間が長くなってしまった患者さんも少なくありませんでした。大変なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
休診明けははじめての患者さん(新患)も多かったので、さらにお待たせする形になってしまいました。
さて、今日は「待ち時間の裏側」と題しまして当院の待ち時間が、長くなった時の状況を解説してみたいと思います。
そもそも当院で予約制ではなく、当日のみの順番取りシステムつまり「整理券」システムを採用しております(レストランで名前書いたり、番号札もらったりするのと同じですね)。そのため、当初は何番目ですとだけお伝えしていましたが、何時頃になるのかを聞かれることが多いので、その時期の一人当たりのおよその平均時間を元に目安の時間をお伝えすることにしております。現在は平均1人あたり5〜6分で計算しています。
⑴そんなに待合室に人がいないのになんでこんなに順番が後ろなの?
順番取りの開始(整理券の配布と思って下さい)は午前8:40(土曜日7:40)で、9:15(土曜日は8時15分)からはインターネットや専用の電話番号でも順番取りが始まります。混んでいるときはネット受付開始とともに数十人が順番取りをしますので、初めていらっしゃった患者さんが9:30ごろに到着すると、「50番目で200分後の12:50です。」とお伝えすることになり、そんなに待ってる患者さんもいないのになんで?となる訳です。
⑵受付で言われた時間に来たのに2時間も待たされた!
あくまでもお伝えした時間は目安です。(時間が前後しそうな時は極力連絡を入れるようにしておりますが、タイミングが合わなかったり、連絡がつかなかったりでお待たせしてしまう事があります。)
診察に必要な時間は病状と人柄によってかなり違います。
まずは診察に時間がかかるランキングを発表しましょう(全て新患さんの場合)。
1位 成人の重症なアトピー性皮膚炎
2位 多発型円形脱毛症
3位 こじらせた陥入爪
4位 慢性化したニキビ
といった感じでしょうか、これらの新患さんは1人でおおよそ20-30分を必要とします。つまり、5-6人分です。
これらの新患さんが数人いらしただけで軽く1時間近く時間がずれます。
また、皮膚病は探せば誰でも幾つかあるもので、一度に4つ以上の症状の診察が必要な患者さんもいます。そうなるとさらに時間がかかります。ですから、受付で、「初めてなんですけど〜」という患者さんが数人いた場合は時間が大きく変動する可能性が高いといえます。
そのため、待合室には診察の進捗がわかるモニターも用意し、ネットでもあと何分くらいで診察になるか確認できるようにはなっておりますが、待ち時間が長くなり不安に思われた時は遠慮せずにスタッフに確認してみてください。
それでも納得いかないときは院長までよろしくお願いします。
それでは、今後もご迷惑をおかけすることと存じますが何卒ご配慮いただきますようよろしくお願いします。