かかとトントン

季節も本格的な秋を迎え、そろそろ年末という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか?
忙しく動き回る自分の体を支える足を見たときに様々なトラブルを抱えていることに気づく方も少なくないのではないでしょうか?
水虫・魚の目・タコ・ひび割れ・巻き爪・外反母趾などなど・・・。
先日、テレビ番組の中で「うきゆび」に関する特集をしていました。「うきゆび」とは、歩く際に足のゆびの一部が地面に接地しないまま歩行するような状態です。
ですから重力のバランスがくずれ様々な足、体のトラブルのもとになります。
足を接地した際の圧力をしっかり受け止めるために爪は反発力が出るようにややカーブを持つようにできています。それが、歩いたりした時に下からの圧力をうけなくなれば当然そのカーブがきつくなり、巻き爪などトラブルを起こしやすくなります。
「うきゆび」かな、と思う方は様々なトラブルが悪化する前にぜひ確認し、足指の体操、ストレッチを上手に取り入れて改善してみてください。
またせっかくストレッチをしていても正しく靴を履いていなければ効果も半減してしまいます。靴を選ぶときに大切なことは自分の足に「フィット」することです。
勘違いされている方が多いですが、大きめでゆとりのある靴が足に良いわけではありません。
また、紐靴やマジックテープの靴を履いていてもきちんと履かなくては元も子もありません。かかとをきちっと靴に入れてから、甲の部分がしっかり固定されるように止めなければいけません。
日本人の生活では、靴を脱ぐ機会が多いためどうしても脱ぎ履きしやすく緩めにする習慣がつきやすいようです。15秒ぐらいの違いです。靴をしっかり履くぐらいの気持ちのゆとりを持って生活したいものです。
特に子供の時にきちんと靴を履く習慣をつける事は成長の過程でとても大切なので、正しい靴の履き方を親子で実践してみてください。同じ番組の中で取り上げていたとてもかわいい歌がありますので、ご覧になって口ずさみながら靴を履いてみてください。
「かかとトントントン」
♪ kakato tontonton  ⓒ歩くことと身体の研究所」