アルコール摂取は体にいいの?悪いの??

四月になり新年度を迎え、環境の変化について行くのにくたびれがちな上に、今年は気温の変化がかなり大きく体調も崩れがちなのではないでしょうか。
さて、新年度といえば歓迎会などの食事会が増える季節ですが、飲酒の量も、それに伴い増えてくるのではないでしょうか?
そこで、肌にとって私が日頃から『お酒は肌に一切良い事はありません』と言い放っているアルコールですが、何がダメなのか。そして、積極的に飲む理由は全く無いのかということを再検討してみました。
結論から申しますと、アルコールを積極的に飲む理由はやはりありません。
ただ、百歩譲っていえば、楽しいお酒による『脳のリラックス効果』簡単に入手できるもので理性をコントロールする大脳皮質の働きを抑えられるのはアルコールくらいですから理性を解き放ちストレスを解放する必要がある場合は肉体への悪影響を考慮して摂取しても良いかもしれません。
それ以外によく利用されるJカーブと言われる統計データがあり、少量飲酒(アルコールで20g/日)は非飲酒者より、総死亡数、虚血性心疾患、脳梗塞、2型糖尿に置いて良いデータを、示すというものですが、これは、少量飲酒により一時的に血流が良くなることとリラックス効果にあると思われます。しかし、肝障害、高血圧、高脂血症、脳出血、乳癌などでは飲酒量とともにデータは悪くなります。さらに、あくまでこれらは先進国の中年男女に限ったもので、虚血性疾患が血流の改善効果でデータが良くなるため総死亡数も低下すると言われています。しかし、若年者では飲酒量に比例してほとんどのデータが悪くなります。
そもそも先進国であればアルコールに頼らずとも血流を良くする方法はいくつもあるわけで、抗酸化ビタミンの消耗に伴う活性酸素の増加という万病の元になる悪影響を考えればやはり必要ないのではないでしょうか?
毎日、森林浴をしながら、ぬるめのお湯に浸かり、美味しい食事をとりなごら、ノンビリ深呼吸でもできればパーフェクトなのでしょう。
しかし、多忙な毎日の中ではそんな時間は作れませんから十分なリラックス効果を生むのは至難の技です。
アルコールのように大脳皮質を鈍らせ、理性の解放によるリラックスが難しければ、感情の放出、つまり『泣くか』『笑うか』によるストレス発散がおすすめです。
自分の現状に、照らし合わせて親近感の持てる映画などを、見るのも良いのではないでしょうか?