マダニ

早めに梅雨が明けたと思ったらここ数日、溶けてしまいそうな暑さがやってまいりました。
暑くなってくると日焼け、虫刺され、汗もにとびひ、様々な皮膚病が増える季節です。
皮膚科が全国的に一番混む季節となります。
受付、待ち時間でご迷惑をおかけしますがご理解いただければと思います。
ところで、マダニを媒介して発症するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で死者が出たというニュースを見た方も多いかと思います。
マダニは、固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林や草地などの屋外や市街地周辺でもみうけられます。
これからの夏休みのシーズン虫取りなどにお出かけの機会が多くなるかと思いますが、マダニに限らず、単に痒いだけでおわらない虫刺されもいくつかあります。
水辺、草むら、薮や森林にお出かけの際は、虫除け、長そで長ズボンで肌の露出をできるだけさけていただけると被害にあうリスクを減らせると思います。
万が一、マダニが皮膚に吸い付いているのをみつけても決して自分で取ろうと思わないでください。
自分でとってしまいますとダニの一部が皮膚内に残ったり、
ダニの体内や傷ついた皮膚からでる液体に病原体がいる可能性があるので、
気持ち悪いでしょうがそっとそのままにして医療機関を受診していただければと思います。