デュタステリド?AGA?

6月も半ばにさしかかり、本格的な梅雨の季節になりました。
降水量が現時点では不足していて、このままいくと水不足な夏を迎える不安もありそうですが、
昨今のようなゲリラ豪雨に見舞われるのもどうかとも思います。
 さて、この6月に男性型脱毛症の新しいお薬が発売になります。
今までのフィナステリド製剤と基本的な作用メカニズムは同じですが、
フィナステリドが抑える力が弱かったもう一つの酵素の働きを抑えることができるようで、
結果的に効果はフィナステリドの1.6倍というカタログ上のスペックを出しているようです。
そもそも、男性型脱毛症はどうして起きるかといえば、すべては遺伝的体質に起因します。
毛髪は成長期→退行期→休止期を繰り返しながら抜けては生えを続けています
。この成長期を短くするのが男性ホルモンの分解産物で、せっかく生えてきた毛髪をさっさと抜けるように仕向けるわけです。このホルモンの分解をするのが酵素といわれる物質で、薬はこの酵素の働きを抑えることで、間接的に毛の成長期を長くしていく作用が出るわけです。
フィナステリドは2型を、新薬のデュタステリドは1型と2型の両方を抑制するためにより効果があると言われているのです。
ただ、そもそも薄毛は治療する必要があるのか?という疑問も出てきます。
というのも、男性ホルモンが多く、かつ酵素活性が高い方がより男性型脱毛症の進行が早いわけで、逆に考えれば男性としては生物学的には優秀なのではないか?
生命力・生殖能力の高さの指標ではないのか?とも思うわけです。
うがった見方をすると薄毛が女性に不人気という風潮は本能に逆らって植え付けられた一種の洗脳ではないかとも考えたりします。
人間は進化とともに毛を失ってきたわけで、今後もその傾向は進むのか?タイムマシンでもあれば確認してみたいと思ったりする今日この頃です。
今年は持病のめまいにさいなまれることが多く、ご迷惑をおかけしています。
現在、様々な方法で体調管理を心がけておりますのでご容赦いただければと思っております。