虫よけ

梅雨に入って以来むしむしと寝苦しい日が続いております。
今年は、去年に比べて虫の活動が活発なようで、
クリニックにもチャ毒蛾や蚋・蚊など、さまざまな虫さされによる皮膚炎の患者さんがいらっしゃいます。
よく、子供の虫除けには何が良いのかという質問を受けますが、私が虫博士の講演を聴いた時には電動ファン式の手首や腰につける虫除けが良いとのことでした。
貼るタイプの虫除けでは数十枚貼らないと効果がなく、
スプレータイプでは子供の場合1日1回までの使用制限があるため、使いづらいとのことでした。
蚊などの場合は空気の流れの少ない木陰やベンチの周りなど、公園で言えば端のほうに多くいるものです。
虫刺されがひどくなりやすい人はなるべく風通しの良いところで遊ぶのが良いと思います。
夏休みになると、キャンプやバーベキュ-など、自然を楽しむ機会が多くなると思いますが、山へ行く際は極力長袖長ズボンを用意してください。年に何人かブユにやられて大変な思いをされている患者さんがいらっしゃいます。
処置を誤ると慢性化して何年も苦しむ場合がありますのでたかが虫刺されと思わずに準備をしてください。
また、川や海にもヌカカがいてブユと同じような症状になることがあります。
私たちにとっても楽しい夏ですが、虫も楽しみに私たちが来るのを待っているので、余計な思い出を増やさないために面倒ですが、少し準備をしてから出かけたいものです。