2月に入り一段と寒い日が多くなりました。
昨年も書きましたが、昨今の「エコブーム」にのって湯たんぽによる低温やけど
の患者さんがとても多いように感じます。湯たんぽは基本的に寝る前に布団をあっ
ためるために使うものですが、ほとんどの場合そのまま入れても寝返りをするの
で特に問題はないのですが、眠りが深いときは注意が必要です。やはり、正しく
使用するほうが無難だと思われます。
さて、寒い時期に増える病気といえば「しもやけ」があります。最近は暖房設備
の充実とともに、昔ほど「冬の風物詩」的な扱いはされていないようですが、実
際は結構しもやけで受診される患者さんがいて、かゆいから虫刺されかと思われ
て受診される患者さんもいます。
人間の皮膚は徐々に温度が下がる分にはある程度順応できるのですが、急激な温
度変化にはついていけません。動いて少し汗をかいた後、動きが止まって急激に
温度が下がったりすると特にできやすいようです。ですから、真冬よりも温度変
化が大きい冬の始まりや春先に悪化する方が多いようです。花粉症ほどではない
でしょうが、しもやけにも気をつけて手足の水分や汗は放置せず、急激な温度変
化に気をつけて楽しい春を迎えたいものです。
寒さが厳しくなってまいりました・・・
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