汗のかきはじめ

ゴールデンウィーク後半がかなり暑くなったと思ったらまたまた涼しくなり、月末に近づきようやく5月らしく暑い日が増えてきたように思います。
今年も暑くなり始めに特徴的な発汗機能の乱れに伴う様々な皮膚炎で来院される患者さんが増えてきました。
指の側面から手のひらにかけて広がる痒い小さな水ぶくれから始まる汗疱(かんぽう)、首や下腹部の赤い斑点かが輪取るように広がる遠心性丘疹性紅斑、顔や耳や腕の赤い小さなプツプツが強い痒みと共に増加する多形日光疹など、いづれも急激に悪くなり時折強く堪え難い痒みが出てくることが特徴です。
当院でも、季節のお便りのように「今年も出ちゃいました…」とバツの悪そうに来院される方も少なくありませんが、

多くの方が気をつければ症状が軽くなることを実感されているようで、症状の軽いうちに対処させる方が増えているのは嬉しく思います。
患者さんたちには耳にタコなお話ですが、代謝が下がるレベルの冷たいものの摂取は極力控え、

常温での摂取を心がけることを改めてお願いしたいと思います。
元気な細胞と共に不安定な気候が増えていきそうな未来に負けない体づくりの一助にしていただきたいと思います。