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院長日記

皮膚病どうする?

2012年05月13日

気持ちも新たに・・・

ゴールデンウィークも終わり、5月8日で当院も開院して6年目にを迎えます。
自分の身の回りだけを見ているとあまり大きな変化は感じないのですが、
赤ちゃんだった患者さんが小学生になり、高校生が社会人になってスーツ姿で久しぶりに来院されたりすると確実に時間が流れている事を感じます。
日々の忙しさにかまけて、自分のホームページの情報、特に皮膚病に関する記載が徐々に今の診察とあわなくなってきているように感じてはいたのですが、更新しないままに5年が経過してしまいました。
そこで、今年は可能な限り新しい情報もふまえ少しづつ内容をブラッシュアップしていきたいと思います。数年前に生活指導としてお話ししていた内容と今お話ししている内容は少し違う点も出てきておりますのでこれを機会に目を通していただければと思います。
 私は常々10年一区切りと思い、開業して以来、頑張ってきたつもりです。折り返しをむかえ、より良い10年目を迎えられるようこれからも努力を続けたいと思います。

2012年04月01日

そろそろ足し算より引き算で

最近、病気と付き合うときのスタンスとして薬を処方することについて考えさせらることがよくあります。

ほとんどの病気は、行き過ぎた生活習慣が招いた結果として自覚できる症状としてあらわれたものだと思います。

戦後を経験されたかたと話をする機会があればお分かりかと思いますが、半世紀前までの生活は様々な「不足」との格闘で、すべての考えが足し算・掛け算を中心に回ってきたように思います。

医療の世界も足りないものを補うことが中心で良かったのかもしれませんが、その後の社会の変化とともに「足し過ぎ」たことによる新たな問題に直面する機会が増えました。そしてそれ修正するために別なものを足すことで解決しようとしてきたように思います。

 ただ、算数が得意な方ならすぐにお分かりかと思いますが「足し算」しすぎたら「引き算」で元に戻すほうがやはりシンプルなのではないかと思われます。

 なぜ、こんな抽象的な内容をお話ししたかといえば、最近、患者さんをの会話の中で「薬の副作用」について良く聞かれるからです。
薬は足し算ですから、どんなに優秀な数学者が計算方法を編み出したとしても元の状態に戻すことはできません。ですから、単純に言えば「足し過ぎ」てしまえば副作用がでるわけで、それが自覚できる「病気」とまでいくかどうかは医療に携わる者のさじ加減という形になるのだと思います。

しかし、本当の治療は上手に引き算をすることにあるのだと思います。日々新しい「もの」が世の中に生み出され「足し算」はこの後も続いていくわけで、それにともなう様々な副産物としてあらたな病気も誕生してくると思われます。

そんな時、我々医療に携わるものの役割はいかに原因を突き止め、それをどうやって上手に引き算するかを考えることにあると思います。

ですから、今後の賢い患者さんの付き合い方としては「引き算」を上手に楽しむことだと思います。病院や診療所が単に薬を配る場所ではなく、病気、症状をより少なく快適に過ごせる生活の方法を確認する場所にするのがこれから本当に必要になるのではと感じています。

2012年02月21日

院内改装終了!!

二月に入りお休みをいただきお陰様で無事改修を終える事ができました。
お気づきになられた方もいらっしゃると思いますし、どこが変わったの??という方もいらっしゃると思います。

今回の改装では診察室を縦長に変更し受付内部を少し広げ、奥の診察室に扉を増設しました。
診察室と受付周りの動きがよりスムーズになるよう、またプライバシーをより保てるよう変更したつもりです。
まだまだすこし微調整が必要ですが、早く新しい配置に慣れたいと思います。

またここ数日はお休みの後の混雑も落ち着ついてきました。

さて、2月2日付のネイチャーという雑誌に砂糖はたばこやお酒と同じように「毒」という論文が発表されたようで、新聞にも取り上げられていました。
ここ数年私も色々な学会に参加するたびに砂糖やトランス脂肪の害を聞いていたので、メディアに大きくに取り上げられたことはある意味よかったなと感じております。「まだまだ、検証が必要なデータも多いと思いますが、たんぱく質を劣化させ、炎症を起こしやすくなることは診察をしていてもなんとなく実感していることでもあります。今後はさらに、栄養面でのアドバイスが正しく行えるよう努力をしなければと改めて感じる出来事でした。

2012年01月03日

今年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。
昨年は日本にとって試練の年となりました。
先行きが見えず、直接被災していない我々でさえ慣れない節電生活などで不安を抱えた年でもありました。
 そんな中、世界から高く評価された日本人の「秩序、道徳、譲歩」の精神を改めて再認識するとともに、誇りにも思えたことが大きな支えになったように思います。

 さて、昨年末よりお伝えしておりましたように、今年はクリニックの改修を予定しております。工期は2月5日から一週間ほどを要しますのでその間お休みを頂きますことをお詫び申し上げます。
 具体的には、診察室を少し広く、よりプライバシーを保てるように扉を変更し、会計業務のスピードを上げるために、受付スペースも少々広げようと考えております。
 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、より良い診察ができるよう改善をしてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 それでは、本年もまだまだ被災された方々には厳しい生活が続くと思われますが、少しでも協力できることを探しながら復興に向けて微力ながら尽力していきたいと思います。

2011年12月10日

サービス接遇検定

当院では、昨年よりスタッフにサービス接遇検定なるものに挑戦してもらっています。
業務上必要なことも当然有りますが、いくつになってもチャレンジする事は
人生の良いスパイスだと考えているからです。
3級、2級、準1級、1級とあり、筆記試験、面接試験、実技試験などがあります。
そして、今年はなんとスタッフの一人が合格率約20%の難関を突破し1級に合格しました!
今後も更なる向上を目指し、スタッフ皆で様々なことに挑戦して行きたいと思います。

2011年12月01日

肌荒れ

カレンダーも最後の一枚となり外気の乾燥に伴って、肌も乾燥しやすくなり、肌荒れを起こしやすい季節になりました。

肌あれは、自身の肌力を上回る日常生活でのダメージが加わり起こります。
肌荒れを起こした皮膚はどうなっているか?
まず、皮脂が減少し、角質の乱れがおこり、セラミドや天然保湿因子が失われています。放置すれば、角質の隙間から刺激物が入り込んで炎症がおきます。
そこで、肌荒れ対策が必要になります。

肌荒れ対策=保湿=たっぷりの基礎化粧品と思われてる方も多いと思いますが、実は不正解です。お手持ちの基礎化粧品の箱の裏を良く見てみてください。「お肌の調子が悪いときは使用をしないでください」「湿疹などの皮膚に障害・傷がある方は仕様をお控えください」などの記載があるのではないでしょうか?

洗顔料も含め、基礎化粧品は皮膚に刺激があるものが使用されております。肌が荒れているときは皮膚の防御能力が低下しているため普段なら耐えられる刺激でもダメージを受けやすくなるのです。
 肌荒れを感じたら洗顔や基礎化粧品の使用をやめて極力そっとしておきましょう。乾燥が気になるときは体を中から温めて汗をかくのがかなり有効です。難しい場合はぬるめのお湯にゆっくりつかり、湯上りに油分を補充しましょう。
できれば100%オイルのものが良いと思います。

今年もあとわずかです、不順な天候が続きますが、体調の管理には充分気をつけてお過ごしください。

2011年11月06日

しもやけに注意

お気づきの方も多いかと思いますが、夏の緑のカーテンのあと、しばらくさびしくなっていたクリニックの正面玄関に、立派な菊が咲いています。
数年前から、患者さんのご好意で提供していただいておりご覧頂いた方には多くのお褒めの言葉を頂いております。
そろそろ見ごろもおわりそうですが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 さて、今年もここ数年来続く不順な天候のせいもあってか、気温の変化に体がついていかず少々くたびれ気味の方が多いように感じます。
加えて、今年の夏は節電の影響でしょうか?夏の間に冷たいものを体に入れて涼をとる方が多かったようで、手足の多汗に伴う皮むけや手あれで受診される方が先月から増えているように思います。内臓を冷やすと代謝が悪くなり、体中の汗の管の機能が
落ちてしまいます。
結果的に残った汗を一手に引き受けるのが手足になるようです。
 
 そこで、これから増えると思われるのがしもやけです。長期予報によれば年明けから急激に冷えこむようですが、しもやけは寒い日と暖かい日が入り混じるようなときになりやすい病気です。歩いたりして動いた後に手足に汗をかき、止まると急激に冷えるため、
その温度変化でできるのがしもやけです。今年のように、夏の節電で内臓を冷やし手足が多汗に傾き、冷え性になりやすい状態に加え冬も節電で十分な暖房を使用しない場所が増えることが予想されます。

今のうちに筋肉を良く動かし、暖かい食事を積極的に取り内蔵の機能を
高めておくことをお勧めします。やっぱり、今年流行の生姜ですかね・・・。

今月は遅ればせながら夏休みをいただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

2011年10月13日

ご当地皮膚病あれこれ

10月の連休は土曜日にお休みをいただいて学会に参加してまいりました。
色々と勉強になることがあったのですが、「ご当地皮膚病」なるセッションがありました。
 皆様もこれからの秋の旅行シーズンを迎えることですから少し参考になるかと思い、
いくつかご紹介させていただきたいと思います。

 まずは北から、秋田県からは皮膚幼虫移行症がエントリー。八郎潟産のシラウオの生食による寄生虫の感染で起こります。皮膚の下を幼虫が移動するのでミミズがのたうちまわったような赤い線が浮かび上がるのが特徴です。治療は幼虫を除去することになるのですが、うまくいかなくても人間の体では成虫になれないので自然に死んでいくためさほど心配は要りません。

 福井県からはツキノワグマによる外傷です。福井県には比較的開発が進んでいない地域が多く、熊がたくさん住める地域が残っているようですが、最近はやはり山のえさが少なくなることが多いようで、人里に下りてくるそうです。クマによる攻撃は原則ヒットアンドアウェーだそうで、眼を狙って一撃を食らわし走り去るそうです。かなり衝撃的な写真が展開されていました。クマのえさが山にあふれるようにすることが何よりの対策なようです。

 徳島県からはマダニ刺咬症による日本紅斑熱です。山歩きをしながらマダニに刺されるとうつされる病原体で、放置すると数ヶ月後に内臓に障害が出ることがあるので、マダニに刺されたら早めに皮膚科を受診される事をお勧めします。ダニがまだくっついているときは無理に引き剥がさずに受診された方がよいでしょう。

 沖縄県からはハブくらげ&ダツが登場しました。ハブくらげはかなり毒性の強い刺胞をもったくらげで、まれにショックを起こしてなくなる方もいます。傷跡もかなり深い潰瘍になるので一生消えないものとなります。
海での遊泳の際には防護フェンス内での遊泳を心がけ、やむをえない場合はウェットスーツのように、全身をガードしてから遊泳されることをお勧めします。
また、「ダツ」はサヨリの仲間の魚なのですが、1m前後と大型で、光に向かってくる習性があるようです。夜の漁やナイトダイビングで灯りをともすと、
それに向かって突進してくるため、顔面や頚部にダツが突き刺さり、失明や出血死を起こす事故が毎年のように起こり、猟師さんの間では鮫よりも恐れられているとのことです。

今回の学会を通しての共通のメッセージは温暖化とグローバル化によって「ご当地」の病気であったものが徐々にボーダレスになってきていることへの警告が盛り込まれていたように思います。今後のことも含め、さらに、見識を広げていかなければならないと思う学会でした。

2011年09月01日

頭がよくなる食事?!

「先生やせましたね~」。
最近、久しぶりに来院された患者さんに時々指摘を受けるようになりました。
「そんなに忙しいの?」とか、「ストレスたまって大変ですね」と、お気遣いの言葉を頂くこともあります。

そこで、今月は個人的なことになりますが、多忙でもダイエットでもない痩せた理由について書いてみたいと思います。
きっかけは記憶力の低下に始まります。日頃の不摂生がひびいて腹回りが苦しくなっていたので、1年ほど前から徐々に和食中心の食事へと制限は開始していましたが、40を前にして、以前のように記憶が維持できなくなると同時に、
「あれ」「それ」などの、固有名詞が出てこないことも増えてきました。
それでも、慣れている人間関係の間では不都合が無いのですが、この年齢でこの状況では後々が・・・・。と思うようになり、学会などにも参加しながら、様々な文献・書物などを読み、肉体改造ならぬ脳みそ改造なるものをスタートしました。

 基本は「食べ過ぎない」「空腹な時間を作る」ということで、食事の量が圧倒的に少なくなりました。
主食は玄米と「まごはやさしい」(豆類、ゴマ、ナッツ類、野菜、魚類、椎茸、きのこ類、イモ類)をしっかりと食べ、頭に良いといわれるオメガ3系の油を積極的にとるようにしました。
簡単な食事制限をはじめた1年前から半年間で4キロぐらい体重はへりましたが、
春からはじめた頭がよくなる?食事を始めてトータル10キロ近く体重が減っていきました。まだ、頭は良くなりませんが・・・。
悪くなっていないと信じてもう少し続けて生きたいと思います。
頭が良くなったと自信を持てる日が来ましたら改めてご報告したいと思います。

2011年08月07日

足を大切に

暑い季節がつづき、軽装でおでかけすることがほとんどだと思われます。
当然、足元も軽装になりサンダル・ミュール・ゾウリにクロックスといった
通気性のいい楽な履物で出かける機会が多くなります。

足を露出するようになると気になるのが魚の目やタコ、かかとのガサガサといった様々な足のトラブルです。
私も職業柄、歩いている人の足にどうしても目が行ってしまいます。クリニックにもそういったトラブルで来院される方が多くいらっしゃいます。
夏の間にサンダルやミュールなどのかかとに負担がかかるものを履き続けるとかかとの角質が厚くなります。水虫の感染があれば、なお厚みを増します。

これが冬になると乾燥によりひび割れ痛みを伴うようになるのです。
最近は小さいお子さんがサンダルを履いているのを良く見かけます。
クロックスやゾウリもそうですが、基本的には歩くために作られている履物ではなく、外反母趾などの原因におなりますので履く機会は十分選んでいただきたいと思います。

大人の女性もヒールなどと同様、サンダル・ミュールは立ったり・座ったりした際にふくらはぎからのラインがきれいに見えるのは確かかもしれませんが、靴の中では足がかなり苦しい思いをしております。
歩くときはかかとからしっかり踏み込めるものを選んでいただければと思います。