デュタステリド?AGA?

6月も半ばにさしかかり、本格的な梅雨の季節になりました。
降水量が現時点では不足していて、このままいくと水不足な夏を迎える不安もありそうですが、
昨今のようなゲリラ豪雨に見舞われるのもどうかとも思います。
 さて、この6月に男性型脱毛症の新しいお薬が発売になります。
今までのフィナステリド製剤と基本的な作用メカニズムは同じですが、
フィナステリドが抑える力が弱かったもう一つの酵素の働きを抑えることができるようで、
結果的に効果はフィナステリドの1.6倍というカタログ上のスペックを出しているようです。
そもそも、男性型脱毛症はどうして起きるかといえば、すべては遺伝的体質に起因します。
毛髪は成長期→退行期→休止期を繰り返しながら抜けては生えを続けています
。この成長期を短くするのが男性ホルモンの分 ... 続きを読む

10年目をむかえて

今年もいよいよゴールデンウィークが終わり、皮膚科のシーズンが始まります。
私事になりますが、今年は開院10年目を迎える節目の年になります。
開院当初からお付き合いのある方の中には随分とお子さんが成長され、オムツかぶれで来院されていた子が久しぶりニキビで受診される事があったり、ニキビで通っていた子が子供連れて来院されたりと、患者さんの成長が時の流れを感じさせてくれます。
以前にも日記で書かせていただいた事もありますが、私が今のクリニックで仕事を始めてから近隣の皮膚科の先生が次々と引退されたり体調を崩されたりで平塚市近隣の方々は今だに皮膚科医不足に苦労されています。
私も少しでもこの状況を改善すべく、色々な診察の流れを工夫して変更を重ねてみたり、落ちていく脳力に鞭打ちながら診断の精度とスピードを上げようと努力してきましたが、元が低かったせいで中途半 ... 続きを読む

お薬の処方について

お薬を塗るのは得意ですか?
お薬を処方する時に患者さんに
よくこの質問をします。
薬の効き目を最大限にするためにも
朝晩と規則正しく塗れる方とそーで無い方では変えなければ治療が上手く行きません。
実際に同じ病気で同じ症状の患者さんでも1ヶ月に500gの保湿剤を使う患者さんがいる一方で25gも使わない患者さんもいます。
根本的には好き嫌いに行き着くのかもしれませんが、薬は使わないと治りません。
1日1回塗るのがせーいっぱいな場合は一回で1日持つようにやや強めの処方が必要ですし、ベタつくと塗れない時にはローションなども活用しなくてはなりません。
標準的な1日2回塗って体はベタつく軟骨が多く処方されるのは副作用の軽減が一番の理由です。強いの一回より、弱いの2回の方が大概の場合副作用が出にくく、作用もしっかり持続 ... 続きを読む

ニキビ

3月になり今年度も最後になりました。
三寒四温とはいうもののその変動の大きさについていくのも大変です。
小学校や中学校では卒業シーズンを迎えセンチメンタリズムにはまりながら自分なりの卒業を模索する多くの子供達にうまくついていけず、感傷の消化としての皮膚症状の悪化を生じる子どもも少なくありません。
特にニキビなどはその代表かもしれません。
以前に比べてTゾーンを主体とした皮脂の多いニキビの子は少なくなりました。
その引き換えに「スキンケア」の名を借りた行き過ぎた強い洗浄刺激を繰り返した結果、頬からフェイスラインにかけての乾燥に傾いた肌荒れからくるニキビが増えているように思います。
「卒業写真くらい綺麗に写りたい」と「ニキビ専用」のスキンケア製品でしっかり洗顔したり化粧水やら美容液やらで保湿したり、よくならないので腫れたニキビを ... 続きを読む

IT化

診療所にもIT化の波が押し寄せています。
国民皆保険制度が未だに維持されている我が国では、
ほとんどの人が保険証という割引券を携帯し、少なくとも7割引以上の安価な自己負担で医療機関にかかることができます。
医療機関は残りの7割以上の費用を国ないし支払基金に患者さん1人づつの請求書を作成し、請求内容が正しいかを審査員が判断して最終的に認められた金額が1ヶ月ほど遅れて支払われるという仕組みになっていました。
これまではこの審査の大半を人間の目で確認していましたが、
ここ数年急速に、コンピュータによる査定が進み、審査もデジタル化されるようになりました。
そのため、これまで以上にルールが細かくなり、拡大解釈して使用していた薬や治療行為も限定されるようになってきました。
今後も国民に対し背番号がつけられるので何年も遡ってどの ... 続きを読む