毒蛾皮膚炎(どくがひふえん)

毒蛾皮膚炎(どくがひふえん)で来院される患者さんが増えています。
毒蛾の幼虫、メスの成虫が毒針を持っていて、6月と9月にピークを迎えます。
幼虫はツバキ科のツバキ、サザンカなどの葉の裏に生息する事が多いので、
これらの木の剪定、風のふいている日に近くを通るだけで毒針に刺される
ことがあります。
とても小さな毒針なので、服の中、下着の中まで入ってくることがあり
長袖を着ていても防げないことがあります。
刺されると赤い斑点が無数に全身の皮膚の弱いところに現れ、
約5~7日ほど痒くてたまらない状態が続きます。
市販のかゆみ止めでは効かないことが多いので、
まずは水でよく洗い流し、皮膚科へ行って適切な治療を受けることをお勧めします。